Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ドイツ・ザクセン州の街ヴルツェンに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?

お手伝い


トーマス教会では毎週金曜、土曜日にモテットという音楽とお祈りの時間があります。
音楽の内容は週によってまちまちです。
トーマス教会聖歌隊とゲヴァントハウスオーケストラによるバッハのカンタータ演奏だったり、外部の合唱団による演奏だったり、オルガンソロのこともあります。
先週は同じ門下の友人によるオルガンソロで、私はお手伝いに行ってきました。

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お手伝いとは、ストップ(音栓)操作のことです。
今回は、2000年のバッハイヤーに新設されたバッハオルガン。このオルガンでバッハを弾くと、どんな演奏でもバッハに聞こえちゃう(笑)というのは冗談ですが、やはりバッハ作品の響き方は素晴らしいものがあります。
ストップ操作はとても緊張しますが、上手な人の手元や楽譜を見ながら演奏を聴けるので、何よりも勉強になります。
もちろん音の組み合わせのアイディアだって見ることができるわけですし。
トーマス教会は何といっても大人気。世界中から観光客だけではなく、合唱団やオルガニストが演奏しにやってきます。
ちなみに毎週火曜日は音大のオルガンクラスのレッスン日。
レッスンなので、曲が何度も止まったり、同じフレーズを延々と聞かされたり、ということもありますが、ちょこっとオルガンの音を聞いてみたい方、ぜひお立ち寄りください。

ちなみに現在ザウアーオルガンは解体調整中。
2階席がパイプで埋め尽くされているのですが、満員御礼の受難曲演奏会がある聖週間までには終わるのでしょうか?