Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ドイツ・ザクセン州の街ヴルツェンに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?

ドイツ鉄道物語 4 ~おうちに帰るまでが遠足です~

北へとひた走る列車は比較的ゆったりとしていて、座席を二つ使ってくつろげたけれど、途中で乗り換えることを考えると寝るわけにもいかず。
案の定、遅れを取り戻すべくぶっ飛ばす列車。
だからといって何かをする気力も湧かず、ぼ~っとしてるうちに車掌さんが持ってきたのは遅延証明。
ドイツ鉄道では、長距離列車は120分以上遅延すると、遅延証明を提出すれば半額返ってきます。
もちろん自己申告制。え、迷惑かけたのはそっちじゃん?的な考え方は通用しません。
自分の権利や利益は自分で主張し確保しましょう(笑)

ニュルンベルクからICEで北上するには、エアフルト&ハレ経由とライプツィヒ経由の2パターンがあります。
私が予約したのはもちろん乗換いらずのライプツィヒ経由。

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ライプツィヒ中央駅は東ドイツ最大の鉄道ターミナルなので、主要な路線がだいたい通ります。
しかし、ライプツィヒとハレは近郊列車で40分。二つの街の間にはライプツィヒ・ハレ空港があるくらいの隣町なので、さすがに両方に停車はせず、西よりのエアフルト経由でハレに行き、さらに北上してベルリンへ、となっています。

ライプツィヒへ行く方はハレで近郊電車に乗り換えてください。

何度も車内放送されたものの、すでに夜中0時は過ぎているのでハレ発ライプツィヒ行きは最終か…。まあ、日中でも20分に一本くらいしかないしね。
余裕をもって支度をし、ハレで降り、同じくライプツィヒに向かう人たち60人くらいと次のホームへ行進。
もうすぐ階段…と思ったその瞬間、前にいる人たちが止まった。

今電車が目の前を出発したんだけど…?

冗談でしょ?
みんなで電光掲示板や鉄道アプリを見て愕然。
私たちが乗っていた電車との接続は関係なく、定刻で出発なさった…。
夜中1時。またもや寒空に放り出される。