Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ドイツ・ザクセン州の街ヴルツェンに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?

ドイツ鉄道物語 3 ~待ってました!~

待てど暮らせど何も起こらず。
しかし、この状況にびっくりするほどイライラしなかった私も、さすがに身の危険を感じ始めた23時半。
周りを見回したら、隣の番線に接続待ちで止まっている車両発見。
最初は、すぐ出発しそうだし、いきなり扉が閉まったら怖いから、と思っていたけれど、もうムリ!
今後の緊急事態(まだあるのか?)のために携帯も充電したいし、暖を取りに行こうと乗り込む。
一応アナウンスが聞こえないとまずいから、ドアが開きっぱなしの車両だけど、それでも外よりはマシ。
とうとう待ちに待ったアナウンス!

ベルリン行きの皆さんは隣の番線の列車で暖を取ってください。まだ予定は未定です。

あ~、そうきたか~と一瞬思った途端、狭い入口に人が殺到!
思わず荷物と携帯を掴んで奥まで逃げる。
ただでさえ体格ガッシリなドイツ人が殺気立って突進してくるのは、176センチの私でもさすがに対応できません…。
急いで逃げ込んだ座席、どうせまた移動するし、一人でも多く座れたほうがいいし、と荷物も座席前に押し込んで膝を抱えて座ってふと思う。
長時間になったらエコノミー症候群になりそう…。

何分経ったのかわからないけれど、またしても非情なアナウンス。
この列車の接続便が到着するので、ベルリン行きの人は降りてください。ベルリン行きはもうすぐ来ます。

使うからどいて、ということか…。
再び外…とみんなが絶望しかけた時、列車が隣のホームに入ってきた。

今ベルリン行きが来ます、あ、来てます。

うん、見えてるよ。アナウンス、後手後手(笑)
やっとやっと、北上できる!!
長い車両編成のおかげで、結構ゆったり座れる!
喜んだものの、もう半信半疑が染みついていたので、とりあえずダウンは着たまま。

停車から10分。とうとう発車!!いざ北へ!