自給自足
ドイツに来てからというもの、いつもやりたいと思っているのが庭仕事。
ガーデニングじゃありません。
私の目的はもっぱら食べ物の自給自足です(笑)
日本の実家では小さいころから、庭に所狭しと野菜を植えています。
朝晩の水やりと蚊の襲来がイヤですが収穫はとても嬉しいもの。
ドイツでも試みたのですが、家には庭もベランダもなく、できるのは鉢植えのみ。
しかも日当たりが安定しないのでうまくいかないのです。
先日2回の礼拝をご一緒した牧師さんは近隣10個(!)の教会を担当されている方で、毎週2か所ずつ回って礼拝をされています。
昔は教会に住んでいたのですが、最近はライプツィヒに引っ越したそうで、帰りは車で送っていただきました。
帰り道に寄った3つ目の教会で、着替えてる間散歩してて~と言われ、お庭を散策。
3軒目の教会の門。
リンゴやナシの木はほぼ野生の状態、ミントなどのハーブも地植えのせいかほぼ野生化していてもっさもさ。
ドイツの田舎の庭って、ガーデニングのようにきれいに整備するのではなく、あるがままの状態を良しとするタイプが多いように思います。
季節ごとに野の花が咲き、果実が実り、自然の恵みを肌で感じられる。
私がミントをいじっていたところ、もう時期が過ぎちゃってるけど…と言いつつ引っこ抜いてくださったラディッシュ!!
食べてみたらたしかに皮と筋がガッチリしてましたが、とれたて野菜はやっぱり格別!
漬物か煮物にしようと思います。
自給自足生活、いいなぁ…。
年代物のオルガンを自分の楽器として持ち、好きな時に練習して、毎週奏楽をして、あとは庭仕事でのんびり自給自足…。
憧れるけれど、一生続けるのは厳しいですな。
ヒマすぎておかしくなりそう(笑)
ちなみにこの教会の集会所兼牧師さんのおうち、年代物でした!
1525年!ルターの時代!?
もともと、このPüchauという地はザクセンで最も古い歴史を持つ土地の一つだそうで、最古の公式文書は西暦1000年より前だとか。
人が住み始め、町ができるとまず作られるのが集会所、市役所、そして教会。
どの教会も本気で年代物ばかり、最古の柱石は900年代とかよくある話だし、オルガンも古いものばかり。
田舎の教会巡りもなかなか面白いですよ!