Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ドイツ・ザクセン州の街ヴルツェンに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?

ヒヨッコ

実習も3週目、月曜の午前中はついにフランクフルトにあるヘッセン=ナッサウ州教会管区の本部へ。

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ここには教会音楽図書館があり、所属するカントールたちは無料で楽譜を借りることができます。

なかなか演奏する機会のない大型作品の楽譜を各教会で買うのも効率がよくないですし、また絶版楽譜を探すのも至難の技ですが、こういう図書館があればやりたい音楽活動をやりやすくなります。
今回は11月頭予定のアマチュアオーケストラ公演のパート譜を借りました。

ヘンデル、ラインベルガーのオルガン協奏曲など、カントールの弾き振りでやるそうです。

 

夜は昨日一緒に吹いた仲間との金管アンサンブル練習。

私も二曲振らせていただきました。

こういうアンサンブルの場合、そこに音楽があることが求められるので、音楽的に流れることが一番大事なのだとか。

音程などはよほどのことがない限り、細かくやらないのがコツ。とにかくビビらせずに自由に吹かせながら合わせる。

ゆえに、チューニングしない⁈だそうです。

50年以上の伝統があるアンサンブル、つまりみんなそれなりに肉体が変化しているわけで。

そこに抗わず、今できる音楽をやるというのもまた音楽の醍醐味なんだな、と思ういぶし銀であたたかなアンサンブルでした。

私もまだまだヒヨッコ、音楽とは懐の深いものです。