Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ライプツィヒに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?
ライプツィヒ、どんな街?

ドイツ鉄道物語 2 ~人体の不思議?~

コンセントに電源が通ってないことに気付いた私。
あ~、こりゃまた外に出されるパターンかな?と思い、ダウンは着たままでしばらく座っていると、前方車両で座りきれなかった人がどんどんなだれ込んでくる。
何を隠そう、私が乗り込んだのは1等車。本来ならキセルですが、そんなのこんな非常事態に関係ないでしょ、とサクッと乗り込んで座り心地を堪能(笑)めちゃくちゃゆったりでよく寝れそう。
車掌さんが回ってきて、ライプツィヒ行く人は手を挙げて~と言われるも、そのあとは何も指示がない。
15分くらい経ったころ、トイレ使用禁止のアナウンス。
電力なくなっちゃうと開かないらしい…。
その直後、車内は真っ暗になり非常灯のみに。
多くの人はここで異変に気付いたようで、どよめきとため息の大合唱。
アナウンスでは、落ち着いてください、電気がなくなっても私たちは消えません!
いや、当たり前でしょ…と、みんな失笑。
非常灯もいつまで持つのやら、と思っていたら、
この列車は運休し、別のベルリン行きが5番線に来るので移動してください、とアナウンス。
再びマイナス7度に放り出されるも、いつ来るかがわからないからホームに行くしかない。
遅延と言えど、振替輸送の案内通りに動かないと遅延証明はもらえないので従うしか手はなく…。
この時点ですでに22時。前日が本番、そして明け方までパーティーだったのでさすがに眠い。
もともと寒いと眠くなる冬眠体質なのにこれはまずいな~と思いつつ、じっとしてたら足から感覚がなくなり始めたのでホールを歩いたり変なダンスを踊ったり。
そんなこんなで待ってたら、またアナウンス。
ベルリン行きは9番線に来てます。

は?違う番線にもう来てる?!
当然みんな大慌て。我先にと狭い階段に人が集まり結構こわい状況に。
歩きながら、もう一度入ったアナウンスを聞いていると、
ベルリン行きはもう間もなく来ます、と表現が変わっている。
そしてホームにはまだ電車はいない…。
もう乗れると思ったのに、こんな状況でぬか喜びさせたら危ないよ…と思いつつ、持っていた日本の甘栗やお茶で空腹をなだめ、防寒具とホッカイロを総動員し、あとすこ~し~♪と日本語で歌いながら待つこと、15分くらい?
まもなくは20分までだよ~(笑)と思っていたら、アナウンス。
臨時のベルリン行きはまだ来ません。もう少しお待ちください。



思わず、ありがと~!そりゃすごいわ~と大笑い。
どこまでも予想の斜め上を行くこの状況がだんだん楽しくなってきてしまい、眠気も吹っ飛ぶ。
携帯は寒さのせいでほぼ電池切れ。
周りを見渡せば、しびれを切らして売店でビールを買い込んできてる人もちらほら。
こんな寒さでビールって、トイレ近くなるだけなんじゃ…?
さすがビール王国バイエルン州。
隣の屈強そうなおじさんは、俺はもう耐えられない!!と、なんと警察に電話。
警察来ても解決しそうにないんだけどな…。

黙って待つこと40分。アナウンスも黙ること40分。
まるで来る来る詐欺。
教会で慣れているとはいえ、寒さはだんだんと体の奥まで浸透し、足の裏と手先の感覚がなくなり、膝が震え始め、時折寒さが腸に突き刺さるように響く。
寒さから身を守るために身体が本能的に生命維持にシフトチェンジするって、こういうことなんだろうか?
人体の不思議を実感…。

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