Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ライプツィヒに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?
ライプツィヒ、どんな街?

歌いたい人の集まりのチカラ

コバケンとその仲間たちオーケストラの多賀城公演でのもう一つの任務は合唱指導でした。

私のドイツでの専攻は教会音楽。

オルガンを弾くのも合唱を指揮するのも歌うのも、教会音楽家の仕事の範囲です。

ただ、今回は少し勝手が違う。

メンバーが複数団体からの寄せ集め、年齢層は幅広く、具体的なパート毎の人数すら不明。

そしてその大半は事前練習の後に追加招集されたので、全員で声を出したことは一度もない。

ここまでフレッシュでフレキシブルなプロジェクトは私も初めて。

とはいえ、まったく悲観してませんでした。

合唱は、歌いたい人の集まり。

それぞれが自分のできることに集中し、さらに周りと自分の関係性に心を通わせられたら、あっという間にその集団にしか出せない色ができあがる。

みんなの歌いたい気持ちを一つの方向性に持っていき、音楽にするのが合唱指揮者の仕事。

とにかく聞いて聞いて、聞く。

朝9時から1時間でフィンランディアとモーツァルトのラクリモーサの二曲を練習して、到着したオーケストラとゲネプロ。

粉雪がちらつく寒さ、遠方からの方々は朝早くからの移動もあってなかなかな体力勝負な中、長丁場かつフレキシブルな練習でもしっかりと声が出ていたのは本当に嬉しかったです。

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たくさんのお客様が入った本番も、オケを挟んで左右に離れた歌いにくい配置をものともせずまとまった響きだったこと、そしてそれぞれがとてもいい顔で歌っていたのがとても印象的でした。

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たった1日、数時間の出会いでしたが、私も含め、メンバーそれぞれにすてきな出会いがあったのではないかと思っています。

人の声は、体内にある楽器。それゆえに感情が最もダイレクトに出る。

今回のプロジェクトで、歌いたい!というポジティヴな気持ちで集まった人のチカラの強さと深みをあらためて感じました。

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オルガンを弾くため、そしてすぐにバス移動しなければならず、最後にメンバーにきちんとご挨拶できなかったのが若干心残りですが、きっと再会できると信じています。

本当にありがとうございました!

 

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