Lass uns an die Tür klopfen?

とある教会音楽家の徒然日記

Lass uns an die Tür klopfen!

その扉をたたいてみよう!
ドイツ・ザクセン州の街ヴルツェンに住む教会音楽家の日々を綴っています
扉をたたく?
教会音楽ってなぁに?

5度目のメンデルスゾーン『エリヤ』

連日の雨と曇天ですっかりふさぎがちだったのですが、週末はよく晴れました in ハンブルク。快晴の市庁舎をぱちり。


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月末にあるメンデルスゾーン『エリヤ』の集中練習に参加してきました。
オルガンの元師匠が音楽監督をつとめるミヒェルの合唱団は振り分けるならアマチュアですが、重箱の隅をつつく様な細かい練習も根気よくやる、非常にクオリティが高い合唱団です。
オケは新旧NDRオケのメンバーがほとんどなので、当然のことながら本当に素晴らしい。
教会もいい響きで、合唱に参加するだけでたくさんのことを学べる大チャンス!!
交通費払ってでも参加する価値大アリ。
というのはドイツ人の友達には理解してもらえないんですが(笑)
 
ハンブルクに住んでいた時何度かこの合唱団を聞きに行き、そのたびに、音楽としてとても自然なのに、テキストがはっきりわかるし全く音が下がらないのはなぜなんだろう?ととても不思議だったのです。
実際に一緒に歌ってみて、たくさんのことを発見♡
師匠の言葉の表現に対する細かさも、オルガンのレッスンだけじゃわからなかったこと。
そもそもハンブルクで1番有名な教会の、あこがれていた合唱団で一緒に歌えるなんて、ドイツ来た当初は想像もしなかった。
ちなみに、私が生まれて初めてオルガンを聞いたヨーロッパの教会は、ミヒェルです。
演奏はもしかしたら師匠だったかも?
 
ハンブルクはメンデルスゾーンが生まれた街、ミヒェルと道を挟んで反対側のお家で生まれたとか。
今年の一月には、彼がエリヤを作曲しそして亡くなったライプツィヒで歌い、今回は生誕の地。
とても感慨深い…。
本番が楽しみです!

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